いつの頃からだろうか。
公園から子どもたちが姿を消してしまった。
いろんな影響があるんだと思う。
まず、小学生が忙しすぎる。
週休5日制になったのは平成の初め頃だったよね。
それまで、平日は15時くらいには下校したもんだ。
ランドセルを背負って家に帰っておやつを食べたら近くの公園へ行く。
サッカーボールだってOKだったからガンガンボールを蹴っていた。
ブランコの方へボールが転がるなんてこともあってね。
「ごめん!」
て言うとブランコをこぎつつボールを蹴り返す。
そんな光景も微笑ましかった。
ところが…
今の小学生は下校が16時なんてこともある。
週5日制だけじゃなくて、標準時数の増加によって遅くなった。
先生たちも大変なんだけれど、子どもたちも本当に大変なんだ。
そして、いつしか定年を迎えた高齢者も増えてきた。
こうなってくると公園が子どもたちだけのものではなくなる。
「児童公園」
そんな位置づけの広場なのにボールも使えなくなった。
つまらないから子どもたちは家に帰る。
おまけに今ではスマホだのタブレットだのと魅力的なツールがある。
画面の中で繰り広げられる遊びも楽しいもんね。
でもね…
「脳を鍛えるには運動しかない」なんてことも言われている。
そう考えるとやっぱり子どもたちが外で遊ぶ時間は大切だよね。
コロナ禍だけに大人も子どもも運動不足。
たまには公園で遊ぼうね!